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2007-11-25(Sun)

ひとり

またまた日があいてしまいました・・・。
でも今回は仕方がない。パソコンがつぶれてたので。



最近、一人の時間を有意義に過ごしていると思います。


本を読みふけったり、語学の勉強してみたり、
どこかに出かけてみたりして。

今日も、ピアニストのお友達のコンサートに行ってきました。
シューベルトがとても魅力的でした。

素敵な音楽に触れて、素敵な時間を共有して・・。
興奮冷めやらぬまま、現在パソコンに向かっています。



突然一人になった時は、時間をかなり持て余していました。


二人でいた時間があまりにも長すぎて、その時間を埋めることが中々できなくて。


もちろん一人の時間は大好きです。
基本的に、何でも一人で大丈夫な性分です。


ただ、
一人でいるのと、一人になるのは全然違いますね。

何をしてても、誰と居てても、私は一人なんだって感じていました。
あっというまに過ぎていた二人の時間と比べて、
一人になってしまった時間は永遠に終わりが来ないように思えてなりませんでした。



その頃の事考えたら、今はだいぶ一人に慣れてきたのかもしれません。
少し落ち着き、自分の時間を持てるようになりました。。



こんな風に、時間と共に一人に慣れ、そして彼のいない生活にも慣れていくんでしょうね。




たくさんの事を経験し、たくさんの人たちと出会うであろう未来はとても明るいモノなのでしょう。これからの人生には、まだまだ可能性が広がっています。


私が彼を想うのも、長い人生の中では取るに足らない事になるかもしれません。

いつしか好きな人の一人や二人現れるかもしれません。

だから、前向きに考えて生きていればいい。


そうですよね。

わかってるんです、頭では。

本当にわかってるんだけど。



それでも、
彼が隣りにいない思い出ばかりが増えていくのは、とてもつらいです。

彼と一緒だったから幸せだった時間が、彼と一緒じゃなくても幸せな時間に変わる事がどうしても許せないんです。


時計は止まったままなのに、時間は待ってくれません。

だらだらと過ぎる時間に、身を委ねています。


だから私は今日もひとりなんでしょうね。。


★★★


なんだか支離滅裂ですが・・。今はそんな心境です。
初めに、有意義に時間を過ごしているとかなんとか書きましたが、嘘でしたねww。




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2007-11-04(Sun)

6.儚く散る

家に帰った私は、すぐに電話をかけた。

電話の相手は、彼と同じクラスにいる友達。

彼女に聞きたいことがあった。
もちろん彼の隣りにいた女の子の事についてである。

「あーミンミ?修学旅行お疲れ。どうしたの?」

「突然ゴメンね~~。
あのさぁ、私が前にかっこいいって言ってたしょうへいくんいるじゃん?
あの子について質問なんだけど・・・」

「なに~~???」

私は一瞬躊躇った。

それはきっと、自分自身質問の答えをなんとなく分かっていたからだろう。
それでも誰かに確かめたくて、誰かに否定して欲しくて、私は気がつくと電話をかけていたのである。


「あ~いやさ・・、しょうへいくんてぶっちゃけ彼女いたりするの??」



「いるよ。なかちゃんでしょ??えっ、ミンミ知らなかったの!?」


・・・核心に触れてしまった。


一緒にいた女の子は、やはり彼の彼女だったのである。

血の気がサーッとひいていく。それでもショックを受けているのを電話の相手に悟られたくなくて、私は必死に強がった。

「まじで!?知らないって~~。あーあ、百年の恋も冷めたーーー」
と冗談混じりに言う。

「あはは、ごめんごめん~~。
ミンミ、ノリで言ってるだけだし、別に言わなくてもいいかなぁって思ってたの。
なんかねぇ、中1の時から付き合ってるみたいよ。
だから私のクラスの子たちは皆知ってるんだ。」

そう彼女は言った。

・・・確かにネタにはしてたけど、私結構本気だったよ・・・。
でもそんなこと今さら言えるはずもなく、私にはおちゃらけるしか道がなかった。

「そうなんだ!!じゃぁもう3年以上付き合ってんだね。よく飽きないよね~~、すごいね彼。」

そう言った後、私は適当に話を取り繕い、そして電話を切った。



「あ~~~~あ。」


そう言いながら、ベッドに倒れこむ。


失恋したのだから涙くらい出そうなものだが、涙など一滴も出なかった。
でもそれも仕方のないことなのだろう。
だって私は結局何もしていなかったのだから。

ただその時、むしょうに腹が立った。
なぜかはわからなかったけど、悲しい以上に腹が立った。

だから私はそれ以降、彼の話をすることを辞め、何かしらのアクションを起こすこともなかった。
そうして、自分の気持ちに無理やり蓋をしたのである。


☆☆☆


いつだったか、この頃の話を彼にしたことがあります。

「私あの頃からしょうへいのこと気になってたんだよ。」
と、スポーツ大会からこの修学旅行の話までをイッサイガッサイ。

彼は、予想通りかなり驚いていました。
自分の行動をかなり詳細に知られていたことと、他クラスの女子に想いを寄せられていたのに気付かなかった自分がかなり恥ずかしかったようです。

そしてその頃私の気持ちに気付いていたら、もっと長い時間ミンミと一緒にいられたかもしれないのに。そしたらもっとミンミの事知れるチャンスがあったのに。

・・と嬉しい言葉をかけてくれたりもしました。

ただ、彼が一番驚いていたことはやはり・・・
泣き顔を私に見られていたことだったようです。

それを彼に伝えた時、

「えーーーー!?!?!?
ちょっっ、待ってよ!マジ恥ずかしいんだけど!!!
って、お前ストーカーかよ~~うわぁーーー」

と言われてしまいました(笑)。
確かに、泣き顔盗み見られるなんてかなり恥ずかしい&怖いですよね。
逆の立場だったら、私は確実に引きます。


そういえばね。隠し事をしない正直者の彼も、その涙の理由だけは話してくれませんでした。
きっとテレくさかったんでしょうね。

だから私は勝手に予想してます。

彼はあの日、彼女と大喧嘩をした(これは本当の話)。
その理由はたぶん男関係。
究極にヤキモチ焼きの彼は、フォークダンスで彼女が他の男の子と絡んでる姿なんて見たくなかったんでしょうね。
だから悶々とした気持ちで、体調不良を理由に不参加。

そして、喧嘩したショックと、彼女が他の男の子と手をつないでいるショックで、思わずポロリと涙をこぼしてしまったと・・・。

これはあくまで予想してるだけなのですが、あながちハズレではないと思います。
というか、95%くらいはアタリでしょう(笑)。


彼はとても純粋な人です。
そしてそんな彼を、私はどうしようもないくらい好きでした。





2007-11-01(Thu)

5.恋の病

私はホテルの部屋に帰ってからも、涙を流した彼の姿が頭から離れなかった。

気になってしょうがない。

彼はなぜ泣いてた??

昼間、元気にはしゃぐ彼を私は見ていた。そして、そんな彼とフォークダンスを踊れることが何よりの楽しみだった。
今思えば、なんて独りよがりだったのだろう。
彼の事を何も知らずに舞い上がってた自分が、ひどく惨めに思えた。


次の日の朝、私たちは宿泊先のホテルを出て、帰りの新幹線に乗り込んだ。
車内でも、やはり私たちの話題は彼一色だった。

帰宅後どうやって連絡先をゲットするとか、落ち込んでる彼をどう励まして落とそうかとか・・
彼の存在や気持ちを完全に無視したくだらない話ばかりしていた。

でも、
そうすることで私は、彼が泣いていたのは大したことない出来事に因るものだったのだと思いたかったのかもしれない。


そうこうしてるうちに、あっというまに新幹線は地元の駅に到着。
そして、新幹線の停まるこの駅で、私たち生徒は解散だった。

帰りの電車が違う友子や他の友達とはそこで別れを告げ、私とまっこ、こうたは同じ電車に乗り込む。
楽しかったねぇ~とか疲れたよね~とかそんな他愛のない会話をしていた。

そんな矢先、私はあることに気がついた。
彼が同じ車両に乗っていたのだ。

昨日の事が頭によぎり、なんだかそわそわした。


しかし彼は、昨日とはうってかわり、とびっきりの笑顔でそこにいた。


私はすごくホッとした。

彼が笑うと、私も嬉しい。


でも・・・・・・・・・・・・・・・・・。




彼の隣りには、見たことのない女の子が立っていた。



あれは誰・・・???



私は頭が真っ白になった。




☆☆☆


今日は友達たちとテニスしに行きました。しかも朝の7時から(笑)。
結構運動不足だったせいか、バテまくりでしたが。

テニスは昔から好きでやってます。
そして彼も大学に入ってから始めたので、二人でもよくテニスしました。

ヘタクソだとバカにしても負けじと向かってくる彼の姿が、とても可愛くて愛しく思えたりして。




・・・それにしても、どうしたものか。



テニスをしてても何をしてても何を見ても、思い出すのは彼との思い出ばかり。

私の身の回りの全てのモノが、彼につながります。


この言い回しすごく気に食わないけれど、これはまさしく恋の病ってヤツですね。


じゃぁ、いっそのことずっと目を瞑ってじっとして過ごしてみようかとも思うのですが。

残念ながら瞑って見える景色もまた、彼との思い出ばかりです。


そして
この状況から連れ出してくれる他の人がいたら幸せなのにと思いながらも、それを拒否して彼を想い続ける私は、やっぱり立派に恋の病に侵されているのでしょうね。








2007-10-29(Mon)

4.ティアドロップ

毎日のように日記をつけるつもりが・・気がつけば一ヶ月近く空いてしまったという・・

相も変わらずズボラな自分にうんざりです(笑)。


今日はこれから彼に会いに行くつもりです。
ここ最近とても慌しい日が続いていて、彼とろくに会えていないから。

だから今日は日が暮れるまで、彼の側にいて色んな話をしようと思います。
どんなことを話そうかな。




☆☆☆


修学旅行はいよいよクライマックスへ。
最後のイベント、フォークダンスの時間がやってきた。


ホテルに帰ってから、私はフォークダンスに備えて色々と準備をしていた。
いつもより化粧を入念に施して、髪の毛にもストレートアイロンをあててみたり。

同じ部屋のまっこと、作戦会議も企てていた。

彼との順番が回ってきた時、初めに何て声をかけるかとか。
フォークダンスをきっかけに仲良くなった彼と、今後どんな風に親しくなっていくかとか。

作戦会議といってもあくまで妄想の範疇でしかなかったが、私はとにかく舞い上がり完全に浮き足立っていた。

もちろん、この後起こる予想外の出来事など知る由もなかった。


ホテルから少し離れた広場にあるキャンプファイヤーを囲み、ついにフォークダンスは始まった。

噂によると3回程全クラス回るらしい。
ということは彼と3回踊るチャンスがあるということだ。

最初は同じクラスの男の子が相手。彼は隣りのクラスだからすぐに回ってくる。


私は最高にドキドキしていた。


一人、また一人と相手が交代していく。
そろそろ自分のクラスが終わる頃だ。

私はクラスの男の子とわいわいしゃべって踊りながらも、目線はもう隣りのクラスの方を向いていた。

そして、ついに彼のクラスが回ってきた。
嬉しい気持ちになる反面、極度の緊張でもう胸が押しつぶされそうになった。

でも、その緊張感がまた恋をしてるのだと実感させてくれて、なんだかこそばゆい気持ちでもあったのである。


しかし。


そう思ったのもつかの間、私はある事に気がついた。




アレ??




彼がいない・・・???



そう、フォークダンスの列の中に、彼の姿はなかったのである。


私は、彼のクラスの男の子になぜいないのかを聞いてみた。
すると、

「あぁ、なんかアイツ調子悪いみたい。あそこで座って休んでるよ。」

と指をさしながら教えてくれた。


その指の先に彼はいた。なんだか本当に調子が悪そう。

私はすごく虚しくなった。色々な計画が空振りに終わったから。
そこからは、フォークダンスにも全然集中できなかった。

ワイワイ踊って楽しみながらも、やはり彼を心配する思いが強くて、ほとんど彼の方を見つめていた。


大丈夫なのかな。
あぁ、声をかけたいけど・・。
ダンスもまだ終わってないし、その前に友達でもないのに声かけるのっておかしいし・・・。

と色んな思いを巡らせながら、ただただ彼を見つめていたのである。



そして。


彼がいないと気づいた瞬間から、かなり時間が過ぎた頃。






あっ・・・。





私は呆然とその場に立ち尽くした。




きっと、見てはいけないものを見てしまった。



彼は、まさか誰かがこちらを見ているだなんて少しも思っていなかっただろう。



私が見たものは、静かに零れ落ちた彼の涙だった。







2007-10-02(Tue)

女子だけ大学

今日は、大学で久々に授業受けてきました。

しかも、昨日は結局朝まで飲んでたので・・・
その足で学校に向かうのは結構憂鬱でした。まぁ自業自得なんですが。


ってそんな事はどーでもよくて。



私、4年間大学通ってしみじみ思ったことがあります。




・・・。
女子大は、本当につまらない所でした(笑)。

共学行けばもっと楽しいキャンパスライフが待ってたんじゃないかと思います。


いや、もちろん楽しいこともたくさんあったし、充実した日々も過ごせてました。
それに、私は今まで女子のみの環境で育ったことがなかったので、刺激的でもありました。


ただ慣れると、もうどーにもこーにも・・という感じです。


女子のみ→グループ結束→仲たがい
      →男が絡む→もめる


・・・。
それがどーにも気に食わない。そういうの嫌です私。


皆さんどうかわかりませんが、私は共学に通っていた高校時代までそんな事一切ありませんでした。
女の子も割とさっぱりしてたし、男の子も混じって皆でワイワイ的な感じで。


だから皆不思議ときらきらしてた。



でも今は・・むしろぎらぎら。


変な感じです。たま~~に、カルチャーショックを受けます、色んな面で。


私的には・・
男の子を必要としているというよりはむしろ、男の子も必要としてる感じ。


学校生活ってやっぱり長い時間誰かと一緒に過ごす訳だから、自然と仲が深まりますよね。
だからこそ、性別や色々な隔たりを超えて付き合っていける仲間ができると思うのです。

でも女子だけの環境ってそうはいかないから、私はきっとそれがもどかしいんでしょう。







まぁでも。


他人の庭はよく見えるということわざがあるように。



共学の子たちは、むしろ女子大が楽しそうと言います。

社会に出ている先輩方は、学生のうちはなんでも楽しいと言います。




何が言いたいのかと申しますと。

結局の所、人間ないモノねだりなんですよね。
自分の持っていないものは、すごくよく見えてしまうんですね。
慣れることでそれ自体の良さを忘れてしまうんです。


だから私も、そうなのかもしれないですね。だって最初は楽しかったのですから。






でも・・
そうじゃないっていうのもゼロではないですよね。





ただ。そんなことを思いながらも、私は一つだけ確信していることがあります。



私は、恋愛においてはずっとないものねだりをしてきたんでしょうね、唐突ですが。

彼の優しさをあたりまえに思い、さらにそれ以上を求め続けていました。



悔やんでも悔やみきれません。
もちろん彼はそんなこと気にしないと言ってくれたけれど。


でも、もしもう一度彼に会えるなら、私は必ず彼に伝えるでしょう。


あなたと一緒にいれるだけで幸せと。



やっぱりないものねだりは良くないですかね~~。




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